龍谷ミュージアムの開設を記念して行う講座の後期分で、前回の「釈尊」を受けまして、
今回は「親鸞」に焦点をあてた講座を開催します。後期では親鸞の生涯と思想を紹介するとともに、浄土真宗の発展と東西本願寺の成立までをわかりやすく解説します。加えて親鸞の肖像や絵伝、そして真宗で生み出されてきた様々な美術品を紹介していきます。
今年は親鸞聖人750回大遠忌法要が行われる記念すべき年です。龍谷ミュージアムでは、全国の真宗寺院を中心とした約100箇所から貴重な宝物を拝借し、仏教伝来から親鸞が登場するまでの日本仏教の流れと、その後の浄土真宗の展開を、約100点の美術品や
資料によって展観しています。親鸞の生涯と教えに思いを馳せ、多彩な真宗美術に触れることによって、龍谷ミュージアムでの感動がより深いものになるでしょう。
京町家には、通り庭、天窓、中庭など伝統的な省エネの工夫が施されている一方で、気密性が低く、冬の寒さをいかに快適に過ごすかが課題であると言われています。京都市の調査によれば近年、町家は年間約1.5%の割合で失われています。
一方で、地球温暖化防止のため省エネ型の住宅の普及が求められています。町なみ保全、快適な都市生活、低炭素・循環型社会の構築を図るにはどうしたらよいか、さまざまな視点から解説します。
具体的には、民生部門における住宅からの二酸化炭素の排出抑制、林業の再生、地元産木材の利用・流通、町家の建築構造、省エネ技術・行動、関連法制度、快適な暮らし、京都における町家と町並み保存のための市民・企業の活動などについて紹介します。
それらを基に、伝統のなかで培われてきた町家の持つ省エネの工夫を取り入れながら、現代の木造住宅に利用可能な、低廉かつ現実的な省エネ技術・行動とそのための政策について考えます。講座の途中では、実際の京町家を訪問し、町家ぐらしを体感していただきます。